SMCジャパン株式会社 様
作業量を約75%削減!複雑な貿易業務をSalesforceで一元管理し、業績を牽引したDXの裏側
SMCジャパン株式会社様は社名の由来でもある「シュガー(砂糖)」「ミルク」「ココア」を中心とした調製品を輸入する専門商社です。「手作業のコピペ」や「役員の出張帰り待ち」といったアナログな業務環境から脱却すべく、Agentforce Sales(旧Sales Cloud)の構築から現在に至るまでの運用保守、および帳票システムの導入を支援。いかにして作業量を75%削減し、劇的な業績向上へと繋げたのか、IT専任者不在でもグローバルシステムを定着させた秘訣に迫ります。
山田 清子様(バックオフィス全般 統括)
バックオフィス全般を統括。日本と海外3拠点(シンガポール、マレーシア、タイ)を繋ぐ「調整役(アジャスター)」としての重要な役割を担当。
- 導入の目的
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- 業務拡大に伴うアナログ業務からの脱却と仕組みづくり
- 海外3拠点との情報およびコミュニケーションの一元化
- 経営陣のビジョンと複雑な貿易業務のシステム要件化
- 課題
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- 膨大で非効率な手作業とアナログな承認フロー
- 拠点ごとにバラバラな連携手法によるコミュニケーションコストの増大
- 社内におけるIT専任者・有識者の不在
山田様についてとプロジェクト内での役割
山田様 普段はバックオフィス全般を統括されるとともに、日本と海外3拠点(シンガポール、マレーシア、タイ)を繋ぐ「調整役(アジャスター)」としての重要な役割を担っています。
当社は社名の由来でもある「シュガー(砂糖)」「ミルク」「ココア」を中心とした調製品を輸入および販売をする専門商社であり、国内の製菓メーカー等へ原料を供給するという、非常に専門性の高いビジネスを展開しています。
システム導入前、当社の業務は本当にアナログな手作業に頼っていました。
事業拡大に伴って増大する事務負担を軽減するには、「アナログ業務からの脱却」と「仕組み化」が急務でした。
社内にIT専任者がおらず、自力でのシステム化は困難でしたが、手作業を解消し国内外を繋ぐ共通のコミュニケーション基盤を構築するために、エンミッシュさんと共にAgentforce Sales(旧Sales Cloud)の導入へと踏み切りました。
このプロジェクトにおける私の役割は、経営陣とシステム構築の「橋渡し」でした。
プロジェクト発足時、当社の役員からは「あれもこれもやりたい」という壮大で抽象的な要望が多く出され、私自身も「雲を掴むような感覚」でした。
しかし、エンミッシュさんが丁寧に相談に乗ってくださったおかげで、私も現場目線で一緒に要件をまとめ、システムとして形にしていくための窓口を務めることができました。

PJを通じて良かったこと
山田様 エンミッシュさんとプロジェクトを進めた結果、最大の成果として日々の作業量を75%激減させることができました。
まず、アナログな承認フローや手作業から解放されました。
これまではExcelをコピペして契約書を作り、役員の出張帰りを待って大量の書類に直接サインをもらうという作業がありましたが、今ではSalesforce上でボタンを押すだけで完了します。
また、在庫や出荷の集計をするために埋もれた過去のメールを半日かけて探し出す必要がありましたが、今はレポート機能によって必要な数字が一瞬で可視化されるようになりました。
さらに、海外3拠点とのコミュニケーションを「URL共有」へと統一できたことも大きいです。
以前は拠点ごとにバラバラの連絡手段をとっており、「今はタイ、次はマレーシア」と頭を切り替える必要がありましたが、導入後は「このURLを見て」と伝えるだけで全拠点が同じ情報を瞬時に共有できるようになりました。
こうして生み出した時間で、私たちは目の前の事務作業ではなく、よりきめ細やかな顧客フォローや「半年先の市場を見据えた調達・予測」に集中できるようになりました。
他社と比較した際のエンミッシュの魅力
山田様 社内にIT専任者がいない状況でも、グローバル全体でシステムをスムーズに定着できたのは、エンミッシュさんの圧倒的な「サポート力」と「理解力」のおかげです。
他社や大規模システムと比較しても、フットワークが軽く、「ここが使いにくい」という要望に対して待たされるストレスがなくすぐに対応してくれる点が本当にありがたいです。
また、海外拠点(特に財務を担うシンガポール)へのシステム定着にあたり、エンミッシュさんが直接英語でレクチャーを行ってくれたことも非常に助かりました。
私や他の担当者を間に挟む「伝言ゲーム」を防いだことで、現地のスタッフはわずか2時間ほどでシステムを使いこなせるようになりました。
そして何より、貿易業界特有の複雑なワードを深く理解してくださったことに感謝しています。
単なる英語翻訳ではなく、業務上で使われるキーワードのニュアンスの違いを整理し、実際の業務フローと被らないように緻密なカスタマイズを行っていただきました。
当社の複雑な事業構造を深く理解した上での一気通貫の伴走支援が、IT専任者不在の壁を乗り越える最大の鍵となりました。

エンミッシュをおすすめしたい企業
山田様 当社のように「海外拠点との連携」に課題を抱えている企業や、グローバルなシステム展開を目指しているものの「社内にIT専任者がいない」という企業には、エンミッシュさんを強くおすすめしたいです。
単にシステムを英語化しただけでなく、当社の業務に合わせた個社別の英語版マニュアルまで作成していただきました。
言語の壁や業界の複雑なルールを越えて、現地のメンバーを直接巻き込みながらプロジェクトを推進してくれるエンミッシュさんのサポートは、海外展開を行う企業にとって非常に心強いはずです。
今後の展望
山田様 今回のSalesforceによる業務基盤の確立をフェーズ1とし、今後はさらに強力な業務効率化を見据えています。
例えば、海外拠点との間で見え隠れする「在庫認識のズレ」を解消するため、在庫管理の領域までシステム化を広げたいという構想があります。
高価な原料を扱っているため、現地スタッフが「無い」と言ったものが実際には倉庫にあったというようなトラブルを防がなければなりません。
当社のさらなるビジネスの成長に向け、エンミッシュさんには今後も業務に深く入り込んだパートナーとして継続的な伴走支援をお願いしたいと思っています。

SMCジャパン様の伴走支援を担当する本村(エンミッシュ)
編集後記
今回のインタビューを通じて、SMCジャパン様の展開するビジネスの奥深さと、それを根底で支え続ける山田様のご尽力に改めて感銘を受けました。
「IT専任者不在」という大きなハードルを越え、アナログ業務から脱却し海外3拠点を見事に繋ぎ合わせた今回のDX成功の裏には、単なる発注者とシステムベンダーという枠を超えた、両社の深い信頼関係があったのだと強く感じます。
SMCジャパン様の次なる挑戦に向けて、エンミッシュはこれからもビジネス成長を共に創るパートナーとして、力強く伴走し続けてまいります。